オーダースーツ専門店 "SARTO"

How is your Order?

今回はオーダーメイドのスーツについて解説いたします。既製服とはかなりかけ離れた(真逆の?)お話ですが(笑)

一般的には3つの区分とされていますが、その前に細かな違いについて見ていきましょう。

まずは「縫製」に関して。もっとも大きな違いは『ハンド』と『マシン』の違いです。手縫いとミシン縫いですね。
もちろんのように『ハンド』の方が高価で、仕上がりも良いとされていますが、例えば私が縫い上げたスーツより、熟練の職人さんがミシンで仕上げたモノの方が遥かに優れていますよね?!(当たり前)

でもそれとは同じレベルでないにせよ、「ハンドに勝るマシン無し!」的な考え方が蔓延している部分もあるようです。これは特に既製服で顕著ですが・・・。

闇雲に『ハンド』をアリガタがるのではなく、そこはやはり仕上がりのレベルで見るしかないのかもしれません。

中にはミシンであっても、職人のレベルに応じて価格が違うテーラーもあるほどです。

という『ハンド』と『マシン』、ではこれで2種類かというと、話はそれほど単純でもなく、「フルハンド」と中には「一部ハンド」というのもあり、「一部」をどこまでハンドで行なうのかがテーラーによって違ったりします(汗)

もし「ハンドメイド」を謳っているお店でも、フルハンドなのかそうではないのかを念のため確認される方が良いかもしれません。中には悪質な業者もあるようですから・・・。

ただその違いは如実に「金額」に現れるので、不自然に安い店は注意が必要かもしれません。

次に自由度に関わる「オーダー程度」とでも言いましょうか、ようは「どこまでできるか」です。
これは「型紙」に大きく依存します。

まずは『一着毎にオリジナルの型紙を作成する』というモノ。各個人の好みに応じた変更など、全ての要望に応えられます。
本来の意味での「オーダー」とはこのことかもしれません。

ただこの「一着毎の型紙」も、時代の進化とともに「手書き」と「CAD(製図ソフト)」によるモノとで違いがあるようです。

さて次は『基本となる型紙を用いてそこから若干の修正を加える』というもの。そうするコトで、一着毎の型紙が出来上がります。

ここでテーラーや工場によって差が現れるのが、この型紙の「完成度」と「種類の豊富さ」です。
あらゆる体型に対応できて、さらにそれが時代にマッチしているかどうか。その辺りがテーラーの善し悪しとなります。

そして最後に、『既定の型紙を用いて、修正できる箇所はほぼ着丈や袖丈のみ』というもの。こちらは果てしなく「既製服を直す」に近い感覚です。「気に入った生地で作れる」というのが最大の魅力でしょうか。

以上、『縫製』と『型紙』による違いが主なところで、さらに細かいところでは「裁断の仕方」や「毛芯とその接着方法」などもあります。

そして最後にかなり大きな要素として『仮縫い』の有無があります。

これは一旦組み上げたスーツを実際に試着して、さらに修正を加えたものを完成とするものです。これをなんと一回だけなく、二回三回と繰り返して少しずつ完成に近づけるという手法もあるそうですが、それはきっと都市伝説です(そんなことはない)。

仮縫いだけオプションとして、別料金で追加できるようなところもあります。

以上がオーダースーツにまつわる事柄のおまかなところです。

ということで、オーダースーツとはこれらの順列組み合わせで無数のタイプが存在し、テーラー毎やコース毎に違いがあると言っても過言ではありません。

これまでにオーダーでスーツを作られた方、ご自分のスーツがそれぞれどれに当てはまるのかお分かりですか?(^^)

そしてこれらを便宜的に区分したのが、巷間言われる次の3種類の名称となっています。

  • フルオーダー
    個別の型紙を作成する。一般的には「フルハンド(製図も含め?)」とされる。ただし例外もある模様(作ったことありませんから・・・)。素材やデザインなど、全てが思い通りに作ることができる。もちろん仮縫いも。
  • イージーオーダー
    基本となる型紙を用いて裁断する。ただ標準体型から著しく外れる場合は対応できないことも。縫製に関しては「フルハンド」「一部ハンド」「マシン」などが混在し、コースに応じて使い分けるテーラーもある。自由度もかなり高く、デザイン変更の他、様々な体型補正なども可能。多くの場合、仮縫いを行なう。
  • パターンオーダー
    既定の型紙通りに裁断するため、デザインの変更などは基本できない。できるのは着丈や袖丈の修正と、若干の補正のみ。仮縫いなし。

と、これらが一般的な区分ということになります。もちろんバラツキはありますし、中には恣意的なものも・・・(苦笑)

そしてお値段のほうは・・・

フルオーダー>>>>イージーオーダー≧パターンオーダー

となります。

これは生地による価格の差もあるので一概に言うのも少し乱暴なんですが、敢えていうならば、です(笑)

イージーオーダーとパターンオーダーに関しては、価格だけでなくその仕上がりにおいても、どちらが良いとは一概には言えないようですね。
上記の細かい違いにもよりますし、なにより標準体型の方であれば、イージーオーダーすら必要ないということもありえますから。

またフルオーダーなら必ず素晴らしいモノが出来るのかというと、何やらそうでも無いそうです。イージーオーダーの型紙と同様、職人さんの感性に依存するので、中には「時代に即していないデザインとなってしまう」ということもあるようです。

さて、それではやっとのことで当店のお話とまいりましょう。

上記を踏まえまして、あらためて当店のオーダースーツの内容をご紹介しますと、

「型紙を作成して、工場でのマシンメイド(ミシン縫い)」。お好みの生地でお作りし、デザイン(シルエット)も基本お好み通りのものをご注文いただけます。ただし細部のディテールに関してはオプションとして追加料金が発生するものもあります(例:本切羽・台場仕上げ・高級ボタンなど)。仮縫いはありません。

いかがですか?前回よりもしっかりとお分かりいただけたのではないかと!(^^)

そして価格です!

ノーマル生地(ウール/ポリエステル、抗菌・UVカット処理)
¥44,000 〜

ノンブランド生地(イタリア・英国製)
¥56,000 〜

ミル・マーチャント生地
(DORMEL,SCABAL,E.Zegnia,LoroPianaほか)
¥72,000 〜

ブランド生地
(LANVIN,DUNHILLほか)
¥88,000 〜

となっております。

これまでスーツをオーダーで作ったことの無い方には、少し高価に思えるかもしれませんが、
これまで書いてきたとおり、オーダースーツの違いや価値を知り尽くしたペペロンチーノが自信をもってご提供させていただくオーダースーツ。

お値段以上の価値を提供させていただくは間違いありません。
ぜひ一度お試し頂ければと思います。

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bunch

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