オーダースーツ専門店 “Peperoncino-SARTO"

スーツの良し悪し(体型の見立て編)

スーツに関するあれこれをご説明致します「スーツのツボ」シリーズ。
久しぶりに続編です。

 

 

今回のお話は「体型の見立て」に関するお話。

 

 

 

ここで言う体型とは、「体の特徴的な形状」と「姿勢」の両方を指します。

 

体の特徴的な形状や形状というと、

  • なで肩・いかり肩
  • ねこ背・はと胸
  • 出腹体型
  • 出尻・平尻
  • O脚

などが一般的にもイメージされるものでしょうか。

 

 

 

 

もう少し専門的になると、

  • 屈身・反身
  • 猪首(首の付け根の位置含む)
  • 左右の肩下がり
  • 左右の腕の長さ違い
  • 前肩

といった項目が挙げられます。

 

 

更に細かいところでは

  • 左右の肩幅違い
  • 肉付き(僧帽筋・三角筋の発達具合など)
  • 肩甲骨の張り具合
  • 反り腰
  • 大腿・下腿の肉付き

なども、スーツを作る上では見逃すことのできない要素となってきます。

 

そしてこれらを正確に見立てる(把握する)かがとても重要です。

 

 

 

例えばこちら。

 

こちらのお客様はかなりの怒り肩体型をされています。

当店の「標準体型向けのジャケット」を着用してもらったところ、首の後から背中上部にかけて横に大きなシワが寄ってしまっています。

そして次の写真が、実際にオーダーいただいたスーツの仕上がったものを着用していただいたところ。

大きなシワがきれいに取れてスッキリとしているのがお分かりいただけるかと思います。

断然こっちのほうが見栄えが良いですよね。

 

 

実はこれがスーツの肝要でして、このような横シワだけでなく、体に沿っていないスーツにはいろいろなところにいろいろなシワが寄ってしまいます。

 

 

このシワの有る姿と無い姿では「誰が見たってシワのないほうがかっこいい」ということです。

 

 

 

 

そしてもう一つ。

 

「シワが寄る」とは「余計なテンション(圧力など)が掛かっている」ということでもあります。

 

これが「スーツが着苦しい」と感じる原因です。

 

 

 

 

このあたり、今回は「いかり肩となで肩」に関しての解説を少し丁寧にしていきます。

 

これがいわゆる、肩とジャケットが一致している場合です。ピタッと収まって何も問題ありません。

 

 

 

そして次がいかり肩の場合。

肩に対してジャケットの肩傾斜が急なので、首の根元にシワが寄り、肩先に圧力が生じます。

ちょうど先程のお客様の写真がこの状態ですね。

 

 

 

では逆になで肩ではどうなのかというと、

ジャケットの肩傾斜が緩すぎて背中に斜めのシワが生じます。

これによって首の付根に圧力が掛かり、肩から腕の付け根の部分に窮屈さを感じます。

 

 

 

 

 

これらがいわゆる「肩の合っていないジャケット」と言われるもので、これが「シワが寄っていて着心地が悪いジャケット」ということです。

 

 

 

言い換えるならば、

「余計なシワの寄っていないジャケットは着心地が良い」ということですね。

 

もちろんこれはコートやパンツにおいても同様です。

 

 

 

 

このように、お客様それぞれの体型に応じたジャケットやパンツが作れるというのがオーダースーツの大きな魅力の一つです。
(ここでは、体型補正を掛けることができる「イージーオーダー」「フルオーダー」を指します。体型補正の掛けれない「パターンオーダー」はこの限りではありません)

 

 

 

 

 

個人の体型の特徴をしっかりと捉えること、「体型の見立て」がオーダースーツにおいていかに重要かがお分かりいただけたでしょうか。

 

 

正確には、見立てるだけでは不十分でそこからさらにスーツに「反映」させることが重要なのですが・・・。

 

そこも含めて、このあたりの技術が我々スーツ屋の腕の見せ所ですね。

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?

 

しっかりと体型補正を施したスーツが果たしてどれほどのものか。

 

 

 

試してみたくなったら、ぜひ当店までお問い合わせいただけましたら。