オーダースーツ専門店 "SARTO"

スーツの『ツ』

さてさて、スーツについてのシリーズ第三弾です。

今回はスーツを選ぶ(オーダーする)際にポイントとなる、細かい部分の違いについてご説明いたします。
ぜひ参考にしていただければと(^^)

ではまず、知っておきたい細部の作りには以下のようなものがあります。

襟の種類
襟の幅
ゴージラインの高さ
肩パッドの厚み
ウエストの絞り
ポケットの種類
ベントの種類
星ステッチの有無

ざっと挙げただけでもこれだけあります。
・・・これはまたしてもブログが長文となる予感が!(笑)

一度に全て説明するのも(読む方が)大変なので、今回は上から5つについてご説明しましょう。すなわち、

・襟の種類
・襟の幅
・ゴージラインの高さ
・肩パッドの厚み
・ウエストの絞り

の5点について。

一つ一つは小さな違いなんですが、でももしそれぞれの違いをご存知でないなら、ぜひココからの内容を押さえていただければと思います。

では順に見てまいりましょう。

  • 襟の種類
    大雑把に言うと、襟の種類は3種類。

    ・ノッチドラペル
    ・ピークドラペル
    ・ショールカラー

    です。

    「ノッチドラペル」はシングルのスーツに見られるいわゆる一般的な襟型。
    「ピークドラペル」は、ダブルのスーツに見られる上部に向かって先が尖っている襟型。

    ここで、次に出てくる『ゴージライン』について少し。

    『ゴージライン』とは、上襟と下襟の境目のコトを言います。ちなみに上襟を「カラー」、下襟を「ラペル」と言います。

    このゴージラインが直線のまま斜め下へ向かっているのが「ノッチドラペル」、ゴージラインが途中から斜め上方向に切り返し、そのまま突き上がっているのが「ピークドラペル」ということになります。

    そして最後の「ショールカラー」。こちらは上襟と下襟が一体型で、穏やかにラウンドしている、タキシードなどに見られる襟型で、ヘチマ襟とも言われます。

    ・・・と、ここまで画像などがありません。

    そんな時は検索です。ウィキペディア先生です!(^^)

    以下のリンクを参考に。そしてちゃんと戻ってきてくださいね?!(笑)

    Wikipedia:ラペル >>

    そしてこれらの印象はというと、「ノッチドラペル」を“標準”とするならば、よりドレッシーでフォーマル感のある「ピークドラペル」、相手に柔らかい穏やかな印象を与える「ショールカラー」という違いがあると言えます。

  • 襟の幅
    襟の幅は、細いモノは鋭く繊細な印象を、太いモノは無骨で力強い印象を与えます。まぁこれは襟に限らず、様々な作りでも同じことが言えますね(^^)

    ではここで一旦、「細い襟」と「大きな顔」という組み合わせを例として考えてみましょう。

    大きな顔のすぐ下から細いラペルが始まり、胸元までスッと鋭い線を描く・・・。

    どう考えても大きな顔を強調する結果になるのは明白です(^^;;

    という訳で、ラペルの幅とは肩幅や顔の大きさと無関係に決められるものではありません。もちろん好みの部分もありますが、そこはやはりご自身の体格・体型に合った寸法というのが自ずと決まってきてしまうものだと思います。

    また極端に「細い・太い」ものは強いモードな印象を与えますので、身につける“時”と“場合”によっては注意が必要です。
    別の話になりますが、これは着丈にも言えることですね。

  • ゴージラインの高さ
    ゴージラインの位置(高いか低いか)は、着る人の印象を大きく変えます。

    ゴージラインが高い=顔の印象を強調する
    ゴージラインが低い=顔の印象を薄くする

    これは美醜だけでなく、顔の「大きさ」や「キツさ」にも及ぶので、これまたTPOに応じて使い分けることも必要かもしれません。
    言い換えるならば「目的に応じてスーツを選ぶ」ということになるかと。例えば「顔」が商売道具といった職業の方は、高いゴージラインのスーツを選ばれたりします。

    最近はお笑い芸人がスーツでテレビに出ることが多いですから(また良いスーツ着てるのです!)、このゴージラインの位置を比べてみたりするのも楽しいです(^^)

  • 肩パッドの厚み
    この厚みの違いは、主に「カッチリとした印象」「くつろいだ雰囲気」として現れます。パッドの薄い上着はくつろいだ印象を持ち、実際の着心地も軽やかになります。

    また撫で肩の方は厚めを、怒り肩の方は薄めを選ぶと、それぞれの体型を補整することもできます。

  • ウエストの絞り
    ウエストの絞りが殆どないいわゆる「ボックスタイプ」と身体のラインを強調するような絞りの強いもの。
    どちらが良いというものではありませんが、前者は着やすさや機能性を、後者は逞しさや男の色気を強調するデザインと言えます。

    また前者はアメリカ由来、後者はイギリス(逞しさ)とイタリアフランスと言った大陸側ヨーロッパ由来(色気や優雅さ)といった違いもあります。

    実際には、肩幅・絞り・アームホール・着丈といった全体のバランスとして表れるものですが、なかでもウエストの絞りによる違いはもっとも印象を左右する要素だと思います。

以上が、スーツを選ぶ(作る)際に押さえておきたい重要なポイントとなります。

これらそれぞれの違いは、着手の印象を大きく変えてしまうだけの影響があります。

果たしてどういった場所で、誰を相手に着るスーツなのか。それを明確にすればする程、スーツのディテールが決まっていくという訳です。

「装いは相手に体する礼儀」とは、これまさにスーツにあるための言葉。単に「スーツであればいい」というものでもないということですね。

本切羽や台場仕立てなどの細部の作り込み、あるいは手縫いであったりなかったり。
これらも重要なことではありますが、「自分をいかに見せるか」「相手に対して礼を尽くす」という目的こそがスーツの持つ、最も重要な役割なのだと思います。

今回ご説明した様々な違い。これらを上手く活用することで、きっとアナタの魅力を増すコトができるはずです。

そんなスーツを、Peperoncinoで作ってみませんか?(^^)

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