オーダースーツ専門店 "SARTO"

おしゃれのツボについて考える(差し色)

さてさて今回は「差し色」についてお送りします。

 

「差し色」とは「少ない色数の中に、少量の違った色を加えること」といったところでしょうか。

例えばワントーンに、少しだけ全く違った色を加えることで、お互いの色が引き立て合うというわけです。「お互いの色が引き立て合う」、そうです!まさに色相環でいう「補色」の効果ですね。>>色相環

ただしこの「差し色」、何も補色だけが用いられる訳ではありません。何色を用いればいいか、なかなかセオリーというものはないのかもしれません。

これはおそらく、“色目”よりも“トーン”の方が大きく影響するためかと思います。例えば暗いトーンの中には、たとえどんな色であってもパステルカラーを馴染ませるのは難しいですし、逆もまた然り。

ただ、時に思いもよらぬ組み合わせがとびきりオシャレに見えたりすることもあるので、油断はできません(笑)。

 

それと色目に関しては、むしろ季節感の方が重要かもしれません。例えばグレーやベージュをベースに、夏なら寒色、冬なら暖色を差し色に用いたりするといった工夫が効果的かと思われます。

さらにもう一歩踏み込むならば、四季折々の花や景色(桜・れんげ・ラベンダー・ひまわり・紅葉・雪など)を差し色で表現する、なんていうのも素敵です。

 

受け取りようによっては少しキザ(?)かもしれませんが、四季のある国ならではのオシャレですし、なんというか「和の心」に通じるところがあるように思います。

ただしあくまでも“さりげなく”がエレガンテかと・・・(笑)

 

 

“差し色”は、あくまでも「少量」であることが肝心です。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」でしょうか。というよりも差し色の量が多いと、もはや「差し色」でなくなってしまいますから!(笑)

 

今回のテーマはあくまで、「色数を抑える」の延長線上ですので、そこはやはり“少量”がポイントとなると思います。

 

では具体的に何を差し色に使うかというと、

帽子・チーフ・インナー・ベルト・鞄・靴・靴下・アクセサリー

など、小物類ということになるでしょうか。

 

当店では今のところ小物類や靴などの取扱いがないので例を挙げ難いのですが、なんとかやってみます(笑)。

 

 
(クリッックで画像拡大)

グレーが“差し色なし”として、それぞれブルーとエンジを加えたモノです。

素材感や季節がら、エンジがしっくりくるかもですね。いずれにせよ、どちらの色でも“差し色”の効果はお分かりいただけるではないかと思います。

 

少しの工夫が時にかなりの効果を生み出すこの「差し色」。

ですがこれは一つ間違うとトンデモないことになることも・・・。「なんでこの組み合わせにその色やねん!?(大阪弁)」なんてツッコまれるコトにもなりかねません。その辺りのサジ加減は、多分に“好みの世界”でもあるので、これまた“ツボ”としてセオリーにしにくいところではあります。

 

あまり固定観念にとらわれず、様々な組み合わせを試してみることをお勧めします。

 

まあこれは「差し色」に限らず、オシャレ全般にいえることだと思います。

あるいはこの世界にある全ての“組み合わせ”(料理や飲み物であったり、人であったり)においてもいえるコトなのかもしれませんね。

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