オーダースーツ専門店 "SARTO"

おしゃれのツボについて考える(パンツのサイズ)

ではではお次はパンツ(スラックス)です。

これはもうですね、ウエストです。ウエストの合ったモノを選ぶわけです(笑)。

ところがですね。ワタクシ事ではございますが、実はこのワタクシ自身、これまでにウエストのサイズでパンツを買ったことがありません。

これが「オシャレポリシーとして云々かんぬん・・・」ならカッコいいのかもしれませんが、単にお尻と太ももがデカくて入らないからです・・・。ウエストは細いんですがね・・・(笑)。

少し話は飛ぶのですが、ワタクシのお気に入りのデニムがございます。それは某有名イタリアンデニムブランドのものなのですが、これがまぁなんともお気に入りです(笑)。
それはさておきそのデニムも例に漏れず、お尻と太ももの関係でウエストは少し余り気味でした。
さらにそれから現在までに少しやせまして、今やかなりの余りっぷりなんです。ところが・・・。

そのデニムを履くと、不思議と不細工にならないのです。◎ーバイスや◎ドウィンなんかはあからさまにサイズ違いが目につくんですが・・・。

いやきっとそれは、そんなあまりにも大きいサイズを履くほうがどうかしてるんであって、キチッとしたサイズを履けば、それぞれにきっとカッコいいはずなんです!実際にこれまではそうでしたから。

でもなんだかスゲーなと。イタリアンデニムやるなと。

そして当店のパンツも負けていません!
そのナニよりの証拠として、この私自身がうまく履けてしまえるのです!(笑)それでいて細身のシルエットですからね・・・。大したもんです(いや本当に)。

何だか最後は宣伝になってしまっていますが、とにかくそういうことです(笑)。

この理由は、股上部分の作り(いわゆるお尻と股間が収まっている、筒が一つの部分です)によるトコロが大きいと思います。ここがキチンと立体をなぞるようなカタチに縫製されていれば、それは間違いなく良いパンツです。
パンツの上端を持って胴体のカタチに広げた時に、お尻のカタチが簡単に想像できるようなモノ、という感じでしょうか。

(クリッックで画像拡大)
hip
こちらはCURUNAのパンツです。こうして拡げた時にキレイなカタチをしているのが良く分かると思います。一度皆様のお手持ちのパンツで、あるいはお近くのお店でやってみてください(笑)。

ちなみにお尻の部分に大きなナナメの皺がありますが、これは「平面にたたんである」ためについてしまう皺です。立体に裁断してあるからこそ、たたむと生地が余ってこの皺ができるというわけです。これはアイロン掛けるのが大変なんですが、ジーンズやチノパンならもちろん大丈夫ですね。アイロンなんて掛けません(笑)。

次にわたり幅・裾幅です。
このあたりはそれこそ好みの問題なので、なかなか一概にはいえないのですが、シイていうならお尻と太ももの境目にご注目ください。ここの生地が余分に余っている(太すぎる)と、どうしても脚が太く(短く)見えてしまいます。横から見たお尻から太もものラインが、キレイにストンと落ちていると、不思議と脚が長く見えるのです。これは全体の太さの印象に関わらず、太めのパンツ・細身のパンツ、どちらにもいえることです。
ただしそこはやはり細身の方が、全体としてスマートに見えることは間違いありません。
いずれにせよ「生地が余分に余っていない」というところがポイントです。

先ほどの写真でも「お尻から太ももにかけてのライン」が分かっていただけると思います。さらには、

hip
これは大変スタイルの良い『いやみ君』ですので、お尻がスッキリとしているのが良く分かってもらえると思います(笑)。お尻まわりのダブつきがほとんどないですね。
そしてこのパンツ、なんとお尻と太もものデカい私でも履けてしまえるのです(笑)。

とにかくこの“お尻から太ももにかけての作り”が、『脚を長く』見せてくれる一番の要因のようですね。

最後に裾丈。
これはもう、シングル/ダブル・ノークッション/ワンクッション/ツークッション/たくし上げ・・・などなどもうお好みです(笑)。季節はもちろん、色・生地・柄や素材も含め、合う合わないは多少ありながらも、その時々で、ご自分のスタイルに合わせたモノをお選びいただければ。
一般的な印象としては、長いモノは落ち着いた、短ければスマート、さらに短いものはかわいらしく(?)、といった感じでしょうか。
そして何といっても『靴』との相性がありますので、どの靴と合わせるか(どんな靴を持っているか)を念頭において選ばないとですね。

仕立ての世界では、一説には「ジャケットよりもパンツの方が技術的に難しい」というふうに云われることもあるそうです。それだけ立体的に二つの筒をつなぎ合わせるのが難しく、また少しでも脚を長く見せたいという、男ゴコロの永遠の課題に直結しているからかもしれません。

・・・。

その気持ち、痛いほどよく分かります!(笑)

Leave a Comment